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青パパイアエキス

 
独自技術で高性能化
  ~ 青パパイアエキス ~2019.02.22

新鮮な青パパイア果実の力を独自技術により引き出しました。
ピーリング成分AHAと保湿成分アミノ酸を豊富に含む角質ケア原料です。


1. 青パパイヤとは

パパイア科パパイア属で、学名「Carica papaya」
青パパイアは黄色く熟す前に収穫された未熟な青い果実で、昔から長寿の野菜として別名「万寿瓜(マンジュウイ)」とも呼ばれています。
ビタミンや無機質、酵素を豊富に含むことから「メディカルフルーツ」とも呼ばれています。
世界の長寿な地域では、青パパイアが食べられているとも言われています。
有機肥料、無農薬栽培された新鮮な埼玉県産青パパイアを使用しています。


2. 独自技術によりAHAが高含有 -LCMS分析-

独自技術により、αヒドロキシ酸(AHA)が大きく増加しました。
AHAはピーリング作用や皮膚軟化作用を持つ有効成分です。
クエン酸は皮膚収れん作用や過酸化脂質生成抑制作用が知られています。
グルコン酸はグルコースが酸化したもので、蜂蜜やローヤルゼリー、ワインや醸造酢などの発酵食品に多く含まれており、食経験が豊富です。

3. 独自技術によりアミノ酸とビタミンCが高含有 -LCMS分析-

通常の青パパイアエキスにはアミノ酸は少ないですが、独自技術により、アミノ酸が豊富です。アミノ酸は肌の天然保湿因子であり、角質層の保湿に寄与します。
また、塩基性アミノ酸であるリシン(Lys)には抗糖化や抗カルボニル化作用が知られています。
興味深いことにビタミンCも大きく増加していました。


4. 有効性情報と期待される効果

 

有効性情報
・ラジカル消去
・過酸化脂質生成抑制
・保湿持続
・チロシナーゼ阻害
 

期待される効果
・抗光老化
・保湿
・ピーリング・角層軟化
・美白
 

 


5. 青パパイアエキスの保湿作用 -ヒト試験-

<試験方法>
恒温恒湿室で試験環境に肌馴化後、測定部位に被験品を塗布し、所定時間毎に角層水分量を測定
角層水分量:Corneometer (CM825)

<結果と考察>
青パパイアエキスを肌に塗布すると、水分量が3倍以上まで増加しました。
その後は徐々に低下していきますが、6時間経過後も無塗布よりも高い水分量を示しました。塗布後は、肌の柔軟性の向上も観察されました。


6. 青パパイアエキスの抗酸化作用

<試験方法>
ラジカル消去試験:DPPHラジカルの消去能を測定 試験濃度:50, 100μg/mL
過酸化脂質生成抑制試験:リノール酸が酸化してできる共役ジエンを測定 試験濃度:100μg/mL

<結果と考察>
青パパイアエキスは、ラジカル消去活性と過酸化脂質生成抑制効果を示しました。紫外線暴露により生じるROSを消去することにより光老化抑制効果が期待できます。また、過酸化脂質の生成を抑制することにより、過脂化メラニンの産生を抑え、皮膚のターンオーバーを正常化することによる、美白効果も期待できます。


7. 青パパイアエキスの美白作用 -in vitro試験-

<試験方法>
チロシナーゼ活性阻害試験:メラニン合成酵素チロシナーゼに対する阻害効果を、ドーパからドーパクロームの酵素生成物の量で測定  試験濃度:300μg/mL

<結果と考察>
青パパイアエキスはチロシナーゼ活性を阻害しました。エキスに含まれるビタミンCなどが関与成分であると推測されます。チロシナーゼはメラニン合成の律速酵素です。


8. 製品情報

原料情報
・埼玉県で無農薬栽培された青パパイアをJA南彩が供給
・表示名称:パパイア果実エキス
・INCI: CARICA PAPAYA (PAPAYA) FRUIT EXTRACT
・中文名称:番木瓜(CARICA PAPAYA)果提取物
・表示名称上の注意点:○パパイア ×パパイヤ

安全性情報
・24時間閉塞パッチテスト:刺激性なし
・SIRC細胞を用いた眼刺激性試験:刺激性なし
・ROSアッセイによる光毒性試験:陰性



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