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お知らせプレミアムヨーグルト「ヤスダヨーグルト」を化粧品原料に
日本人女性特有の肌老化へ総合的にアプローチ
あの酵母エキスよりもトータルエイジングケア効果が高いことを実証2013.11.21
「皮膚の理想を形にする」をテーマに化粧品の研究開発を行う株式会社サティス製薬(代表取締役:山﨑智士、本社:埼玉県吉川市、以下サティス製薬)は、プレミアムヨーグルトブランド「ヤスダヨーグルト」の製造販売を行う有限会社ヤスダヨーグルト(代表取締役:渡邊榮一、本社:新潟県阿賀野市、以下ヤスダヨーグルト)と共同で、日本人女性のエイジングを総合的に改善するヨーグルト由来の化粧品原料「ホエイエキス」を開発しました。
生乳本来の性能を最大限に活かした
最高品質のプレミアムヨーグルトから豊富な美肌成分を化粧品に
ヤスダヨーグルトは、原材料の選定から調合技術や発酵方法に至るま で、こだわりの製法で高付加価値ヨーグルトの製造・販売を行っています。生乳本来の濃厚で甘みのある品質が高く評価され、3年連続で「モンドセレクション最高金賞」及び「最高優秀品質賞」を受賞するなど、プレミアムヨーグルトとして揺るぎない地位を確立しています。 一方、サティス製薬は、日本全国の自然素材から化粧品原料を開発する「ふるさと元気プロジェクト」を行っています。皮膚への有効性や化粧品の機能性を向上させる“ピカイチ”の自然素材を化粧品として市場へ流通させることで、化粧品ユーザーへ価値を提供するとともに生産地の地域活性化に貢献する事業です。
ヤスダヨーグルトは、ヨーグルトの製造過程で生成される副産物「ホエイ(乳清)」をこれまで廃棄しており、美容成分が豊富に含まれるホエイの有効活用を模索していました。また、天然素材から高性能な化粧品の開発実績が豊富なサティス製薬も、乳酸菌発酵生産物であるホエイに高いエイジングケア効果を期待したことにより、両社で共同開発を開始。ヤスダヨーグルトが製造したホエイを、サティス製薬が美肌効果をより引き出す加工法で原料化し、有効性試験を実施いたしました。
皮膚のシワ、シミ、ツヤ、ハリ、キメを総合的に改善
「自然老化」にアプローチして、酵母エキスよりも高いトータルエイジングケア効果
ホエイはヨーグルトを作る際にできる副産物で、固形物と分離された水溶液のこと。高蛋白・低脂肪で栄養価が高く体内での吸収が早いため、ダイエット食品やサプリメント、プロテイン飲料に加工されるなど、優れた健康食品として認知されています。乳酸菌発酵生産物であるホエイには皮膚に有効な成分も豊富に含まれているため、食品としてだけでなく化粧品原料としても幅広い効果が期待できます。 今回、サティス製薬がヤスダヨーグルトと共同で開発した「ホエイエキス」には、乳酸菌発酵であることが酵母発酵原料と比べて高い浸透性を備えている点と、皮膚の細胞を活性化する高い細胞賦活作用をはじめ、抗酸化作用やターンオーバー促進作用など様々な有効性があるため、シワやたるみ、シミなどのあらゆるエイジングサインに対して網羅的に効果を発揮することが確認できました。 そもそも発酵とは、有効成分を生成する微生物による代謝反応のことであり、発酵菌種や環境など多数のファクターによってその反応から得られる有効性の種類と質は変わります。つまり、発酵のメカニズムは極めて複雑でファクターの選定と制御が難しいため、意図した種類の有効性を生み出すことは困難といえます。したがって、ヤスダヨーグルト「ホエイエキス」のトータルエイジングケア効果は、ヤスダヨーグルトとサティス製薬の原料製法によって生まれた有効性だといえます。
ヤスダヨーグルト「ホエイエキス」のトータルエイジングケア効果
トータルエイジングケア化粧品として認知されている
酵母エキス配合化粧品(他社品)との比較結果
以下は、日本人女性を対象に、ホエイエキスを配合したスキンケア化粧品と酵母エキスを配合したスキンケア化粧品それぞれ3アイテムを14日間使用し続けた後の皮膚の状態を測定した結果です。
このようにヤスダヨーグルト「ホエイエキス」は、トータルエイジングケアが可能な化粧品原料の中でも効果が高く、以下の2つの理由から特に日本人女性のエイジングケアに最適な原料であると言えます。
日本人女性に最適な理由
ホエイエキスは日本人女性特有の老化原因に強くアプローチ
老化が起こるプロセスには大きく分けて「光老化(※1)」と「自然老化(※2)」があり、酵母発酵エキスが「光老化」に働きかけるのに対して、乳酸菌発酵エキスであるヤスダヨーグルト「ホエイエキス」は「自然老化」に働きかけて効果を発揮します。「光老化」は紫外線が届く範囲に影響(エイジング)が限定されるのに対して、「自然老化」の影響は皮膚全体に及びます。つまり、紫外線対策だけでは、皮膚が老化する原因のごく一部しか対策できていないことになるのです。本来、日本人女性の皮膚は欧米人に比べて紫外線への耐性が高く、あくまで紫外線は自然老化を促進する要因に過ぎないと言われています。つまり、日本人女性のエイジングケアは「自然老化」に正しくアプローチする事が必須であり、そのためには、有効成分に幅広い有効性と安全性、さらに高い浸透性がマルチに求められ、従来は対策することが極めて困難でした。このたび開発した化粧品原料ヤスダヨーグルト「ホエイエキス」は、以下に続く3つのこだわり製法によって、従来にないレベルで「自然老化」にアプローチするための性能を備えることができたため、酵母エキスよりも日本人女性のエイジングケアに効果的な原料だと言えます。 (※1)紫外線によるダメージに起因する老化。環境要因によって引き起こされる老化とも言える。 (※2)加齢に伴い細胞機能や新陳代謝が低下し、皮膚の細胞や構成成分に対して徐々にダメージが蓄積していく老化。自然要因による皮膚の根本的な老化であり、その対策が難しいことが特徴。
トータルエイジングケア原料として効果が高い理由
3つのこだわり製法によって支えられる高品質なホエイエキス
(1) 発酵菌へのこだわり
ヤスダヨーグルトは、一般にヨーグルトの発酵に用いられる乳酸桿菌だけでなく、乳酸球菌も用いた2菌種による乳酸発酵法で作られています。そのため、発酵による代謝物である有効成分がより多く生み出されます。発酵によって生み出される有効成分の一つにアミノ酸があります。サティス製薬の研究から、一般的なホエイエキス(発酵菌1種)よりも、ヤスダヨーグルトのホエイエキス(発酵菌2種)は約1.6倍のアミノ酸が含有されるということがわかりました。アミノ酸同士が結合するとペプチドとなり、さらに多くの種類の有効性が生まれるため、トータルエイジングケア効果を高めます。 ※ペプチド…2つ以上のアミノ酸が結合してできたもの。アミノ酸の組み合わせや、結合の仕方の違いによって、アミノ酸単体よりも様々な有効性が生まれる可能性がある。
(2) 化粧品原料の加工法へのこだわり
サティス製薬は、ホエイが本来もつ効果をそのまま化粧品として活用するために、原料(エキス)加工法にも以下の2点の工夫を施しています。
1.加工温度管理
エキス加工時の加熱温度が85℃以上にならないように設定することで、有効成分の熱による変性を防ぎ、美容成分の質と量を保持します。
2.皮膚との親和性を持たせる加工
皮膚に対して親和性を持たせる加工法を施し、美容成分の肌なじみを高めています。
40歳以降の女性に向けて、総合的なエイジングケア化粧品を年内に製品化
ヤスダヨーグルト「ホエイエキス」は、トータルエイジングケアを可能にする日本人女性に最適な化粧品原料です。特に日本人女性にとって大きな悩みとなるシワを中心に、総合的なエイジング効果が見込めます。今後は2014年3月までに、40歳以降の女性に向けたトータルエイジングケア化粧品の製品化を予定しています。