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プレスリリース

業界初、美肌効果を併せ持つ植物性防腐剤
特許取得の化粧品用防腐剤に「抗炎症作用」を発見

2012年11月9日
株式会社サティス製薬

株式会社サティス製薬(代表取締役:山﨑智士、本社:埼玉県吉川市、以下サティス製薬)は、独自開発した植物性化粧品用防腐剤「ケアプランティ」(2012年5月特許取得原料 特許番号第5019093号)の有効性として、新たに皮膚に対する抗炎症作用を確認いたしました。植物性防腐剤「ケアプランティ」は、一般に広く使用されている石油由来の合成防腐剤と同等に幅広い剤形の化粧品を防腐することが可能で、なおかつ皮膚に対する抗炎症作用を持つこれまでにない皮膚にポジティブな化粧品用防腐剤です。

 
 
従来の防腐剤が持つ課題とケアプランティ開発の背景

化粧品には、微生物による汚染や品質劣化を防止するために防腐剤の配合が不可欠です。現在、広く汎用されている代表的な防腐剤として、石油由来の合成成分パラベンが挙げられます。パラベンは旧厚生省が定めた旧表示指定成分(※注1)に含まれ、皮膚への刺激性、アレルギー性が確認されている成分です。一方、植物由来の防腐剤も開発されてきましたが、これまでは抗菌可能な菌種や配合可能な化粧品の剤形が限られることから、防腐剤としての実用性が乏しいものでした。さらに、合成か植物性かに依らず、防腐剤は化粧品を防腐するための抗菌力(殺菌力)を有するため、皮膚の常在菌や正常な細胞に影響を与えるなど刺激性が懸念されます。このように皮膚に対する刺激がなくポジティブな防腐剤の開発は、化粧品の研究開発にとって大きな課題でありました。

サティス製薬は、昨今の自然派・オーガニック化粧品市場の拡大を受け、これまでは合成物にしか成し得なかった機能、さらに合成物には成し得ない機能を、植物由来の技術で可能にする研究開発を推進しております。このたび抗炎症作用が確認された植物性防腐剤「ケアプランティ」は、「化粧品の防腐」と「皮膚への安全性」というトレードオフを解消する植物由来の化粧品開発技術です。

従来の防腐剤が持つ課題とケアプランティ開発の背景 イザヨイバラとベニバナの写真

※注1:旧表示指定成分とは 使う人の体質によってまれにアレルギー等の皮膚トラブルを引き起こす恐れのある成分として定められていた成分。

皮膚に対して安全性が高く、炎症を抑える植物性防腐剤

サティス製薬が12年の歳月をかけて開発した「ケアプランティ」は、2種類の植物抽出物「ベニバナエキス」と「イザヨイバラエキス」を最適な割合で組み合わせる特許技術により、互いの相乗効果によって高められた抗菌力で、幅広いスキンケア化粧品の防腐を可能にする植物性防腐剤です(※下記補足情報1、2参照)。このたび、ケアプランティに対して以下の2つの有効性評価試験を実施した結果、皮膚に対する抗炎症作用を有し、安全性が高い防腐剤であることが確認できました。

ヒアルロニダーゼ阻害活性試験
ヒアルロニダーゼは、細胞に紫外線等の外部刺激が加わることによって活性化され、ヒアルロン酸を過剰に分解することで組織構造を破壊する性質を持ちます。以下の試験結果は、ヒアルロニダーゼにカミツレエキスとケアプランティをそれぞれ添加し、ヒアルロニダーゼがヒアルロン酸を分解する作用を測定することで、抗炎症作用を評価した結果です。試験結果から、阻害率の高いケアプランティのほうがカミツレエキスよりもヒアルロニダーゼの活性化を抑制し、抗炎症作用が高いことが確認できます。

ヒアルロニダーゼ阻害活性比較

カイワレ大根を用いた簡易安全性試験
以下3枚の写真は、カイワレ大根に(1)ケアプランティ(配合濃度0.15%)、(2)既存の植物性防腐剤(配合濃度2%)、(3)パラベン(配合濃度0.15%)(※注2)を1日1回、2日間与えた結果です。(1)ケアプランティを与えたカイワレ大根は発芽したのに対して、(3)パラベンと(2)既存の植物性防腐剤を与えたものは発芽しませんでした。カイワレ大根は外的要因に対して非常に敏感な植物で、成長阻害因子が加わると発芽が抑制されてしまいます。

カイワレ大根を用いた簡易安全試験

上記安全性試験の結果から、ケアプランティにはカイワレの成長を阻害する要因はなく、(2)既存の植物性防腐剤と(3)パラベンに比べて安全性が高い防腐剤であるといえます。

植物性防腐剤「ケアプランティ」技術概要    

従来の植物性防腐剤では不可能だった「菌種」と「アイテム」に対応
本抗菌力試験は、抗菌活性が報告されている植物、及び抗炎症作用のある植物72種類の中からスクリーニングを行い、理論上62,196通りの組み合わせから化粧品の防腐に充分な抗菌力を有する植物エキスの最適な組み合わせを模索しました。この結果、植物エキスの相乗効果により、細菌類(大腸菌・緑膿菌・黄色ブドウ球菌)、微生物(カンジダ・黒コウジカビ)に有効な抗菌性を示す『ベニバナエキス』・『イザヨイバラエキス』の組み合わせを発見し、広い範囲に抗菌スペクトルを有することが分かりました。

以下のグラフは、一般的な化粧水の処方に『ベニバナエキス・イザヨイバラエキス』(ケアプランティ)を配合した場合の、大腸菌・緑膿菌・黄色ブドウ球菌・カンジダ・黒コウジカビに対する保存効力試験を行った結果です。

ケアプランティ配合化粧水とパラベン配合化粧水の比較

上記試験結果のとおり、化粧水に『ベニバナエキス・イザヨイバラエキス』(ケアプランティ)を配合した場合、石油由来の合成防腐剤『パラベン』を配合した場合と同等の抗菌力を示しました。

また、ゲルやクリーム、美容液にも同様に『ベニバナエキス・イザヨイバラエキス』(ケアプランティ)を配合し化粧品に有効な抗菌力を示しました。現在、化粧品原料として市販されている植物性防腐剤の多くは、特定の菌にのみ効果があるものや、剤型により抗菌効果が大きく低下するものなど必ず欠点が生じます。それらと比較すると、本研究で発見された植物エキスの組み合わせは、保存効力試験で対象の菌種すべてに対応できる広い抗菌スペクトルを持ち、さまざまな化粧品へ応用できる実用性の高い植物性防腐剤といえます。

「ケアプランティ」特許概要  

【特許名称】
抗菌組成物
【特許番号】
第5019093号
【特許技術の概要 】
・植物同士の相乗効果を利用した抗菌性組成物による化粧品の防腐作用
・紅花抽出物及びイザヨイバラ抽出物と、1,3-BG、3-メチル1,2-ブタンジオール、
およびエタノールから選択される1種類以上の溶媒を組み合わせた抗菌性組成物
・上記抗菌性組成物は最適な組成比率1:1.5~3:1の範囲ではより高い防腐効果を発揮
【防腐効果のあるエキスについて】
表示名称:ベニバナエキス・イザヨイバラエキス
・ベニバナエキス
植物名 :ベニバナ(紅花)
特性  :抗炎症、抗老化、ヒアルロン酸産生促進、紫外線防御作用
・イザヨイバラエキス
植物名 :イザヨイバラ
特性  :活性酸素消去作用、抗炎症、抗アレルギー、美白作用

今後の展開  

サティス製薬が独自開発した植物性防腐剤「ケアプランティ」には、このたび確認された抗炎症作用のほかに、抗老化、紫外線防御、美白など、皮膚に対するあらゆるポジティブな作用が期待されます。今後もサティス製薬は「ケアプランティ」を、ナチュラルで高性能な化粧品の開発に欠かせない技術として、また防腐剤による刺激に悩むユーザーの課題を克服できる技術として、更なる有効性・機能性の解明に取り組んでまいります。

また、このたび抗炎症作用が確認されたことで、植物性防腐剤でありながらパラベン類と遜色ない防腐力を備え、なおかつ皮膚に対してポジティブな防腐剤として、これまで以上に多くの化粧品に採用されることを見込んでいます。具体的には、2012年9月期現在、ケアプランティ配合化粧品の年間出荷個数約29万個(年間出荷総数約360万個の8.3%)を、向こう3年間を目処に年間出荷総数の30%に引き上げ、2015年9月期に約221万個の出荷を目標としてまいります(2015年9月期の予定年間出荷総数約739万個の30%)。

会社概要
会社名: 株式会社サティス製薬
代表者名: 山﨑 智士  
設立: 1999年12月  
所在地: 埼玉県吉川市中井57-1  
資本金: 5,100万円  
業務内容: 化粧品、医薬部外品
石鹸の処方開発及び受託(OEM)製造
 
URL: http://www.saticine-md.co.jp/  

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