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プレスリリース

ベニバナ抽出物及びイザヨイバラ抽出物の分画により、
さらなる抗菌性の向上を発見。
植物性抗菌組成物の実用化を開始

平成21年2月16日
株式会社サティス製薬

天然植物成分『ベニバナエキス』と『イザヨイバラエキス』を特定の抽出法、並びにその組み合わせを行う事で、高い抗菌性を発見しました。これら植物エキスをさらに分画することにより、抗菌性が向上することが確認されました。

株式会社サティス製薬(埼玉県吉川市・代表取締役山崎智士)では、同社基礎研究部の研究により、植物から抗菌性を有するエキスの抽出に成功しました。『ベニバナの花』と『イザヨイバラの果実』から抽出したエキスを組み合わせることにより、飛躍的に抗菌性が向上する事を発見しました。さらに、ベニバナ抽出エキスを極性の異なる溶媒により分画し、抗菌成分を濃縮することで抗菌効果を高めることが出来ました。

1ベニバナエキスを溶媒極性の違いにより分画

ベニバナ花乾燥物をエタノール抽出した後、さらにヘキサン、ジイソプロピルエーテル、酢酸エチル、ブタノールで分画し、各分画の黒コウジカビに対する抗菌性を調べました。その結果、エタノール抽出物と比較しヘキサン層、ブタノール層で抗菌効果の向上が確認されました(図1)。イザヨイバラについても同様に分画を行いましたが、イザヨイバラエキスについては抗菌効果の向上は確認されませんでした。

抗菌性を示す画分が広く分散しており、現在は成分の単離、特定には至っておりません。抗菌効果を示しているのは単一の成分ではなく、複数の成分が複合的に働き抗菌に作用していると考えられます。このために、広い範囲の微生物(大腸菌・緑膿菌・黄色ブドウ球菌・カンジダ・黒コウジカビ)に抗菌スペクトルを有するのではないかと考えられます。

ベニバナエキスを溶媒極性の違いにより分画
2溶媒極性による分画とは

植物抽出物の混合物から目的の物質を分離する1つの方法としてよく用いられます。極性とは分子内に存在する電気的な偏りのことで、極性の高い物質の例では水が挙げられ、反対に極性の低い物質ではヘキサンが挙げられます。この極性が近い物同士が溶け合うため、極性を徐々に高くしていき目的の物質が分離される層を特定します。一般的には、ヘキサン層には主に脂肪酸、炭化水素、ステロイド、クロロホルム層にはテルペン、芳香族化合物、アルカロイド、酢酸エチル層にはフラボノイド、芳香族化合物、ブタノール層には配糖体、水溶性化合物、水層には糖、アミノ酸、ペプチド、タンパク質などが分離されます。

3ベニバナとは

ベニバナ(Carthamus tinctorius L.)は、キク科の1年生または越年性の種子繁殖植物で7~8月に花を付けます。エジプト原産といわれ、古くから口紅や赤の染料や食用に利用されています。また、ベニバナの花冠を乾燥したものは紅花(コウカ)と呼ばれ、漢方では活血、通経の効があるとされています。主に花には、色素として黄色色素サフラワーイエロー(safflower yellow)またはサフロミン(safflomin)、紅色色素カルミン(cartamin)、アデノシン、粘液質、脂肪油、リグナンなどを含有しています。化粧料として使用されているベニバナエキスでは、抗炎症、紫外線防御作用を有することが知られています。

ベニバナ
4イザヨイバラとは

イザヨイバラ(Rose Roxburghis Tratt)は、バラ科バラ属の植物で中国の貴州省や江蘇省に自生しています。ビタミンCを多量に含んでいて、中国ではこの果実が食用として汎用されています。主に、炭水化物、カルボキシル酸類、ビタミン類、アミノ酸、ミネラル類、タンニン化合物などを含有しています。化粧料として使用されているイザヨイバラエキスでは、活性酸素消去作用を有していて、抗炎症、抗アレルギー、美白作用を有することが知られています。

イザヨイバラ
5今後の活用

『ベニバナ抽出物・イザヨイバラ抽出物』を配合することにより、実際の化粧品である化粧水、ゲル、クリームのモデル処方において有効な抗菌効果が確認されています。化粧品は配合される成分により様々な影響を受けるため、各々の処方ごとに抗菌性を考慮することが必要ですが、ベニバナ抽出物とイザヨイバラ抽出物の組み合わせは化粧品において広い範囲での利用が期待できます。サティス製薬では、「天然100%化粧品(天然物のみで構成される化粧品)」等に代表される安心で安全な製品を提供することを目的とし、今回研究報告したベニバナとイザヨイバラ抽出物を、化粧品のOEM供給とPB製品開発へ応用を開始します。

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