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天然系高分子を用いた水溶性粘性化粧料の開発技術

合成系高分子の特徴

一般的なゲル製品では、カルボキシビニルポリマー ( 表示名称「カルボマー」 ) がゲル化剤として広く用いられています。カルボマーを用いると、透明性の高いゲルや高粘度・低粘度様々な粘度の製品を作り出すことが可能となります。非常に優れた原料ではあるのですが、塩類に対して非常に弱いという弱点も持っています。

なぜ合成高分子が敬遠されるのか

合成系高分子は、基本構成分子 ( モノマー ) を溶媒中で触媒を用いて結合 ( 重合 ) させ、重合体 ( ポリマー ) とすることで得られます。ところが、合成過程で用いられる触媒や溶媒は完全には除去出来ず、また完全な反応は難しいため、極少量のモノマーも残ってしまいます。これらの残存物質には刺激性があるものもあり、特にモノマーには少量でも強い刺激があります。例えば DNA 配列分析で使用される「ポリアクリルアミドゲル」はポリマー状態では無毒ですが、モノマーであるアクリルアミドには強い神経毒性があります。このことが合成原料が敬遠される大きな理由となっています。絶対的な安全性を必要とする食品分野などでは使用することが出来ませんし、自然派化粧品では決して使用されません。

天然系高分子の特徴

そこで登場するのが天然系高分子です。昆布にはアルギン酸、テングサなどから煮出して得られる寒天、人の皮膚にも存在しているヒアルロン酸やコラーゲンなど、天然には様々な高分子が存在しています。天然物質の中にはもちろん毒性物質も存在しますが、古くから食品として摂取されてきたものの安全性は歴史が物語っていますし、医薬品なども古くは薬草など天然物質から生み出されています。また、天然成分は生分解性に優れているため、環境汚染を引き起こしにくい物質でもあります。天然系高分子は人や環境に優しい物質ではあるのですが、もちろん弱点もあります。合成原料に比べるとゲル化力が弱く、高粘度の製品を作るためには高い濃度で配合しなければなりません。その結果、ゲルの透明性が失われ、ベタツキやツッパリ感などの感触的な問題、温度やp H による不安定化といった様々な問題が発生します。

サティス製薬の技術

弊社では、天然系高分子の弱点を克服し、最終的にはカルボマーにも匹敵する天然系高分子を用いたゲル化技術を目指し、日夜研究を行っております。現在、技術の一部を利用した粘性化粧料を、複数の化粧品販売会社様に提供させていただくことが出来ました。

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